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何でこんな人生になってしまったんだろうか・・・
と思いながらも、いつも視線をそらしながらの自転車操業が、
気が付けば、はや50年。
時は誰しも平等に経つもんである。
どうして、なんかうまくいきそうなのに、やっぱりうまくいかなくて、
いつも、うまかくいかない自分をただただ、受け入れる。
でも、なんか、ダメなほうに進んでいく感覚だけはある。
人は、変わりたいと思いながら、たいがい変われないで人を終える。
変わらないほうが心地よい構造になっているらしい。
たまに、泥酔し、目が覚めると路上で横たわっていたことがある。
結構、野垂れ死にに憧れがあるのかもしれない。
でも、やっぱり楽しいことが好き。でも、どん底も味わいたい。
昔、大学生のころにSR400をカスタムしたバイクに乗っていた。
バイクは、曲がる先の方を見つめて体をゆだねると、ゆっくりと車体と体がカーブに沿って傾斜して
アスファルトすれすれに横たわりそうになりながらも滑らかに目指す方向に進んでいく。
気持ちがよかった。
多分、そういうことなんだろう。
進む先とは逆の方をみていたら、カーブの途中で必ず転倒する。
しかし、いつもその手前で「ヤバい」と気づき、ふらふらしながらも転倒まではしない。
カーブを曲がり損ねてセンターラインを大きくオーバーして
対向車線のダンプカーと正面衝突しそうになったこともあったが、
寸でのところでよけて命拾いしたこともある。
結局、なんだかんでいって、50年近くに渡って、自分の進みたい方向を見て
生きてきたんだろう。
おれは、体の奥底から自分が望んでいるほうに進んでいるのかな。
最近、久しぶりに腑に落ちる話を聞いた。
何でも思いどおりになる宇宙から、退屈のあまり、地球にやってくる宇宙人がたまにいるらしい。
地球は、次元が低いから、唯一不幸を味わえる惑星のようで、
とことん不幸を味わいに来るようだ。
不幸になること目指して、幸福になるのだ。
ほんとかどうかは、どうでもいいんだけど、
俺が、何でも叶う退屈な宇宙に飽きて、
エキサイティングな不幸を味わうために地球にやってきたとしたら、
また、このカーブの先にある不幸をめがけて、フルスロットルなのか。
もう、いやだ。
目指す方向を、向かう目線を変えて、ゆっくりと体をゆだねるんだ。
というわけですが、何とか不幸からの方向転換に向け、またご飯を食べていきます。
2色パスタ。
<次回の予告>
●パンパンに膨らんだリュックをひっくり返して出てきたものたち。
<その他のお話予定>
●自分に向き合ってみた。
●活舌の悪さと聞き間違い力
●色のこと
コメント
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